CSCA完全ガイド
中国留学生学業能力試験(CSCA)は、中国国家留学基金管理委員会(China Scholarship Council)が実施する、中国の大学学部課程に出願する留学生のための標準化された入学試験です。2026年以降、ほとんどの大学と奨学金がCSCAスコアを受け入れ、必須とするケースも増えています。このガイドでは、公開された全試験を1問ずつ分析した結果に基づいて、試験形式、必要なスコア、対策の進め方を解説します。
試験日程をひと目で確認
csca.cn でまだ発表されていない日付は月のみを表示し、(予想) と付いた時刻は前回の実施回に基づきます。時刻はすべて北京時間で、最終的には csca.cn の発表が優先されます。
なぜ中国のカリキュラムをベースにしたのか
私たちは公開されたCSCAの全過去問を1問ずつ、公式シラバスと中国の学校カリキュラムの両方に照らしてタグ付けしました。傾向は一貫しています。出題範囲は中国の生徒が高校2年生までに学ぶ内容に収まっており、しかもシラバスに記載された範囲よりはるかに狭いのです。シラバスの項目のほぼ半分は、一度も出題されたことがありません。
そこで私たちは、シラバスをなぞるのではなく、中国の中等教育の知識体系そのものを土台に問題バンクを再構築しました。問題バンク内のすべての問題は、出典となる教科書の章に紐づいています。
これが最も効果を発揮するのは、IBやAレベルなど他の教育システム出身の方です。あなたの弱点は「数学全般」ではなく、中国の生徒が異なる順序で学んできた特定のいくつかの章にすぎません。私たちの問題バンクはすべての問題の背後にある章を把握しているため、不足している前提知識を具体的に特定し、まさにその部分だけを集中的に演習できます。
一目でわかる試験形式
公式シラバスは実際の出題内容を忠実に反映していません。だから私たちは2025〜2026年の実際の過去問を計測しました。
採点:各科目は0〜100点で採点され、世界パーセンタイルが付きます。設問ごとの配点は公表されていません。誤答による減点はないため、全問を同じ配点とみなして必ずすべて解答しましょう。大学は通常科目ごとにスコアを見ますが、合算する大学もあります(例:3科目で300点満点)。
中国語
90分で単一選択式80問。文脈の中での語彙、漢字の知識、読解力が問われます。HSKのような日常会話ではなく、大学1年目の授業で必要となるアカデミックな中国語が対象です。複数の設問が1つの選択肢プールを共有する問題グループ形式もあり、事前に練習しておく価値があります。
詳しく →数学
関数・集合・代数が毎回の試験のほぼ半分を占めます。問題文は短く記号が多め(中央値は90字未満)で、文章題はまれです。各回の約半分は基礎問題で、本当に難しい問題はごくわずか。1問75秒のペースでは、スピードこそが問われる力です。
詳しく →物理
私たちのタグ付け分析で最も取り組みやすい科目です。問題の約3分の2が基礎レベルで、本当に難しい問題はまれです。力学と静電気が中心で、4分の1から3分の1の問題には図が付いています。問題設定を素早く読み取る力が、そのまま得点力につながります。
詳しく →化学
範囲は広いものの深さは浅く、理科3科目の中で読解量が最も多い科目です。問題の半分以上は教科書の標準レベルで、約4割は「次の記述のうち正しいものはどれか」という形式。化学の知識と同じくらい、正確な読解力が得点を左右します。
詳しく →試験当日のタイムテーブル
次回:…
| 北京時間 (UTC+8) | 現地時間 | ||
|---|---|---|---|
| 1日目 | 中国語 | 14:00–15:30 | …–… |
| 1日目 | 数学 | 17:00–18:00 | …–… |
| 2日目 | 物理 | 14:00–15:00 | …–… |
| 2日目 | 化学 | 16:30–17:30 | …–… |
各回の開始時刻(最初の科目、あなたのタイムゾーン)
| 実施回 | 北京時間 (UTC+8) | 現地時間 | |
|---|---|---|---|
| 2026-11 | 14:00 | … | |
| 2026-12 | 08:00 | … | |
| 2027-01 | 14:00 | … | |
| 2027-03 | 14:00 | … | |
| 2027-04 | 14:00 | … | |
| 2027-06 | 08:00 | … |
お使いの端末のタイムゾーン(…)と実際の試験日で換算しています。公式の時間表は北京時間で発表されるため、試験前に受験票で必ず確認してください。 2026年11月以降、各回は2日間で実施されます。最初の科目は北京時間14:00開始で、12月と6月の回は08:00開始です。
自宅監督型で受験する場合は、試験用パソコンに加え、第2カメラとしてスマートフォンまたはタブレット、計2台の機器が必要です。試験当日は、パスポート、印刷した受験票、計算用紙を手元にご用意ください。
対策の進め方:各ステップで提供するもの
4つのステップ。それぞれのステップで何が得られるか、そして当サイトがその過程で何を提供するかをご紹介します。
まず過去問を1回分解く
過去問を本番と同じ制限時間で解いてみましょう。現在の実力が正直に分かり、1問75秒のリズムも体感できます。単元別の得点分析を提供するので、どこで点を落としたかが正確に分かります。
全範囲ではなく、弱点だけを演習する
問題バンクを苦手な単元だけに絞り込みましょう。シラバスのほぼ半分は出題実績がないため、全範囲を演習するのは数週間の無駄になります。全問に完全解説を付けているので、間違えた1問1問が確実な学びに変わります。
間違えた問題を1か所に集める
間違えた問題にはスターを付けましょう。アカウント内に自分専用の間違いリストが作られます。メンバーはさらに類題演習(1問につき最大5問の同パターン問題)も利用でき、弱点をメモするだけでなく、徹底的に潰せます。
本番と同じ条件で仕上げる
最後の数週間は、公式試験の画面を再現した環境で本番と同じ長さの模擬試験を実施しましょう。タイマー、問題一覧グリッド、見直しマークの操作まで本番と同じです。試験当日、画面操作に戸惑うことは一切なくなります。
このページは2026年時点の公開情報と、私たち自身による過去問分析をもとにまとめています。政策や実施回、各大学の要件は変わる可能性があるため、申し込みや最終的な要件については、必ず公式プラットフォームcsca.cnと志望大学の案内に従ってください。